写真で赤丸で囲まれた所がネズミにかじられた後と思われる部分です。
私が仕事をしている工房内にも時々見かけます。
パッと見愛くるしい顔してるんですけどね。
ねずみは食べ物を求めているのでしょうが、食べ物がないと石鹸や木などをかじったりします。
特に石鹸は気にいったようでかなり食べられたの覚えています。
歯型がしっかりついているので犯人は明らかにネズミです。
上の写真はまだましな方で、ひどいやつは円形状にくり抜かれたようになくなっているものもあります。
ネズミにかじられた箇所は、さすがに削りだけではどうにもならないので、かじられた部分を新しい桐材で補修します。
大体ネズミにかじらた箪笥と言うのは一部だけではなく、色々な場所がかじられているものです。な
ので桐箪笥の修理の値段も高くつきがちです。
かじられた箪笥は直らないの?
程度にもよりますが、ちゃんと綺麗に直ります。
かじられ穴が開いていたりしても新しい桐材で補修します。
箪笥の角などの場合は角が立つように新しい材を入れます。
修理できない!って場合もたまにはありますが、ほとんどが修理で綺麗に再生できます。
かじられた箪笥は余計ボロボロに見える
古い桐たんすで色がくすんでしまっても傷1つないような桐箪笥はアンティークな家具としての雰囲気を持っています。
ですが、ネズミに食われてしまうとなんだかとてもボロボロで貧相な物に見えてしまいます。
お化け屋敷に出てきそうな箪笥に・・・
綺麗に再生しなおせば愛着が湧く
ネズミに食われてボロボロになって見るのも嫌になってしまった箪笥でも、修理して削り直して、再生してあげれば綺麗になり大事にしたくなり愛着も湧いてきます。
桐たんすは着物の収納に適していますが、汚いタンスに綺麗な大切な着物を入れる気になりませんよね。
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