お預かり時の写真
仕上がり
作業内容
- 金具の外し
- 桐たんすの洗い(カビの臭いよく取る)
- 箪笥の修理
- 箪笥の削り
- 仕上げは「蜜蝋仕上げ」
- 金具の取り付け(現在のものを使用)
- 蝶番現在のものを使用
- ヒモは似たようなものを金具屋と相談
作業風景
金具を外しました。
箪笥を洗います。
洗った後は、天日干しでよく乾かします。
重曹を水で溶かし、ウエスに含ませキツく絞り箪笥の中や引き出しの中を吹いて、しばらく様子を見ます。
重曹には、除菌、匂いを取る作用があります。
箪笥から引き出しを抜いて通気性をよくするだけでも匂いが飛びます。
2日ほど放置します。
修理
箪笥の背中など割れている所を修理
割れた所に埋め木をします。
埋め木した箇所が外に開かないようにするため、ハタガネと言う道具で圧着します。
修理した箇所を削っていきます。
エアサンダーで箪笥の中の汚れを取ります。
粗削りしました。
削り直し、修理が終わりました。
蜜蝋仕上げ
蜜蝋を塗っていきます。
塗ったばかりは、濡れたような感じですが、乾くと色はもう少し落ち着くと思います。
引き出しが塗り終わりました。
金具
塗装が剥げてしまっていたので、塗装します。
正面の金具は、引き出しの引手も、すべて元のシルバーで塗装しました。
横金具の塗装も傷んでいたので、黒で塗装します。
表面の塗装を磨いた後、焼き付け塗装します。
仕上がり
納品後、据え付けのお写真を送って頂きました。
ナチュラルな仕上げで、とてもお家の雰囲気に合ってると思いました。
お客様にも「綺麗になって箪笥が喜んでいるよう」などともったいないお言葉を頂けました。
古い家具の思いを大切にする人達の手助けが出来たなら幸いです。
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