お預かり時のお写真

リメイク内容
桐箪笥としては利用することはお住まいのスペースの事情などから難しいとのことでした。
ですが、捨てるには忍びないので、この箪笥の材を利用して「衣装箱」を作って欲しいとのご依頼でした。
衣装箱のサイズは、ご依頼者様のご希望を聞き制作することに。
作業風景
箪笥の分解

衣装箱を制作するために箪笥を分解して必要な材料を取り出していきます。
古い材を真っすぐに加工

分解した桐箪笥の材は経年で反り・捻じれなど歪みが出ていますので、まずは材料を機械に通して真っすぐに加工しなおします。
組み立て

歪みを真っすぐに加工した材を必要なサイズにカットして組み立てていきます。
衣装箱の蓋の部分は、まず枠を作ってから天板を取り付けます。

天板を取り付け、木釘で補強していきます。

衣装箱を持ちやすいように窪みを加工して持ちやすくしました。
衣装箱完成写真
桐箪笥としての役目を終えた材に新たな命を吹き込み、日常で使いやすい衣装箱へとリメイク。
長年培われた桐の風合いや温もりはそのままに、これからも暮らしの中で活躍できる形へと生まれ変わりました。

「色はつけなくてもいい」とのことでしたので、桐の素地のまま仕上げました。

蓋は左右に出っ張りを作り、それが蓋にハマるように制作しました。
印篭(インロー)って仕口の加工を応用したような感じで制作しました。
通常は四方に凸を作り蓋にピッタリとハマるようにするのですが、古い材故に材に癖がでて収まりが悪くなりそうでしたので、短手の方だけ凸を作りました。

持ちての凹を作ったので、両脇に抱えて持ち運びできます。

金具を取り付けることも出来ましたが、凹の加工だけでスッキリとした印象になりました。

納品後、ご依頼者様に喜んでいただけたことは、職人として何よりの励みです。
このようなご縁をいただけたことに心から感謝申し上げます。
大切に使われてきた桐箪笥の材が、新たな形となってこれからも暮らしの中で活かされていく。
そのお手伝いができたことを、とてもありがたく感じています。
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