こんにちは、しみず工房の櫻井です。

「自分でDIYした棚を部屋に取り付けたい」、「オシャレな棚を買ってきて部屋に取り付けたい。」

ウォールシェルフ

ウォールシェルフ

だけどビスをどこに打っていいのかわからない人も多いと思います。

今日は、その辺りの解決方法を書いていきたいと思います。

一般住宅でよくある構造で説明したいと思います。

まずは、部屋の構造を知る

部屋の壁の多くはクロスを貼ってあると思います。

ひらたく言うと壁紙が貼ってあるということ。

では、クロスの下は何があるのかと言うと、石膏ボードです。

石膏ボード

上の写真が、クロスを貼る前の状態。

石膏ボードがビスで止められています。

クロス職人さんが、この後ビス穴をパテ埋めして平らにしてからクロスを貼っていきます。

では、この石膏ボードのビスはどこで止められているのか?

柱

上の写真のような柱や間柱(まばしら)にビスを打って止められています。

なので、この木(下地)がある場所がわかれば、クロスの上からビスを打ってもしっかり止まる場所と言う事になります。

「だけどクロスが貼られた上からこの下地のある場所なんてわかるわけないじゃん」と思われますが、道具を使えば以外と簡単に見つかります。

下地センサー

下地センサーと言う便利グッズがあります。

安いやつだと2000円ぐらいで買えると思います。

下地センサーの使い方動画になります。

動画内で、左右にテープを貼った間に下地があるということです。

動画内の下地は約10cmでしたの縦に立っている下地の中では一番大きい柱ということになります。

石膏ボードの間隔

石膏ボードの規格は3尺と決まっていますので、下地が一つ見つかると次は91cm横に下地があるってことも大体わかります。

ドア横や部屋の角などは、設計により寸法はまちまちです。

何もない壁が90cm以上ある場合は、この間隔で石膏ボードが貼られています。

下地の幅

下地の幅

下地センサーで、下地の大体の幅を見れば、上の写真のどの下地がわかると思います。

一番幅の広い約10cmの柱は、基本真っすぐに立っていますが、それ以外の下地は、曲がっていたりするので、上と下で間隔が違う場合もあります。

下地センサーだけでは不安な時

下地センサーで何となく場所はわかるけど、本当に下地があるのか不安って人もいると思います。

もし、誤作動で下地がない場所にビスを打ったら壁に穴が開いてしまいます。

そんな時は、先端に針がついていて実際に柱(下地)があるか確かめる道具もあります。

不安な人は、下地センサーを使って大体を把握して、針を刺して確かめるといいかもしれませんね。

 

今回は解説はしませんでしたが、「ボードアンカー」と呼ばれるものもあります。

これは、下地がわからなくてもボードに直接固定できるものです。

 

しかし、落下しては困るものや、重量のあるものを乗せたい場合は下地にビスを打つほうがいいのかな?と個人的には思っています。

 

 

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