ご使用上の注意
桐箪笥のお取り扱い説明書
下記事項をご注意の上、末永くご愛用ください。
桐たんすは、必ず平らな場所に置いて下さい。
例(引き出しが出なくなる。扉がゆがみ開かなくなる。引手・蝶番が壊れる)
総桐「桐の敷板」(三尺用¥15,000円)
また、「桐の敷板」は、箪笥の上に物を載せる場合にも使用されると大変有効です。 台輪(だいわ)は仮止めしてあります。
これは桐たんすを移動した時にずれてゆがみが発生しないようにするためで、ご使用上、特に問題ありません。 引き出しが、かたくなった時の直し方
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桐たんすは水・油を付けると直りません。●水や油を付けてしまった桐タンスは、その部分だけの色付けは他の部分と色が同じになりませんので、一棹、全部を塗り直さなければ直りませんので有料となります。 ●濡れた手で触る事は絶対に厳禁ですが、気づかないうちにもアセや油などを付けてしまう事が多いので充分注意して下さい。 ●このような水・油の付着から桐タンスを守るためには、油単(たんすカバー)を掛けることにより防ぐことが出来ます。 ●ゆたんは、日光による色あせ(日焼け)防止にも大変効果がありますので、是非、油単をお掛けになる事をお勧め致します。 油単(三尺用15,000円から各種ございます) |
扉の金具(上げ下げ)について
左側の扉、画像赤矢印の位置に扉をロックする金具がついています。
ロックが掛かっている状態や、扉を開けているのに金具が出ていると破損の原因になりますので注意してください。
直射日光及び、ストーブ等の熱を避ける事。
桐たんす、特にトノコ仕上げは蝋引きで仕上げてあるため熱に弱いく高温になると蝋が溶けて変色してしまう原因になりますので石油ストーブやファンヒーターを近くに置いて使用しないで下さい。 日当たりの良い場所に据え付けると日差しが当たる箇所が焼け変色の原因になります。
エアコンの風が直接当たる所に据え付けない
桐たんすにエアコンの温風や冷風が直接あたるのは良くありません。温風が長時間あたるとその部分が乾燥して割れや変形などの恐れがあります。最近では加湿した風を送れるエアコンもあるので桐たんすが湿気を含んでしまい長時間あたる環境ですとカビなどの原因になります。
引き出しの出し入れと扉の開け閉め
両手でゆっくり出し入れして下さい | 扉を乱暴に開け閉めしないで下さい |
引き出しを出す時、入れる時は両手で行ってください。片方の金具だけ引っ張ると引き出しが斜めになり突っ張って出なくなります。無理にひっぱると金具の破損の原因になりますし、金具が取れた反動でひっくり返ると大変危険です。 引き出しの出し入れや、扉の開け閉めを、力強くしない。(破損の原因になります)
桐たんすに水は厳禁です!
水拭きは絶対ダメ! | 染みが出来てしまうと一般の人では直すことはできません。 |
桐たんすは、水や油などを付けるとシミになり、直りません。濡れた手で触る事は絶対に厳禁ですが、気づかないうちにも汗や油などをつけてしまう事がありますので充分ご注意ください。 仕上げてある所を濡れたタオル等で拭いては絶対にいけません。
高さのあるタンスの上に物を置かない
タンスの上には極力物置かないほうがいいでしょう。地震などの時に落ちると危険です。特に水の入った花瓶などを置くのはやめましょう。(色がはげたり、水染み、傷の原因になります)
粘着物を貼らない
テープやシールを貼らない。剥がそうとすると色が落ちたり無理に取ろうとするとキズになってしまいます。粘着が残るとホコリなどが付着し汚くなります。
倒壊防止
地震時の転倒を防止するためには、別途処置を講ずる事。
お手入れ方法
トノコ仕上げや時代仕上げの場合
乾いている柔らかい布を木目に沿って軽く拭いてください。柔らかければ柔らかいほどいいです。
布を濡らしては絶対ダメ! (綺麗にしようと思って、家具用ワックスなどを塗らないでください。)
引き出しの出し入れが固くなったと感じたら、引き出しを全部だして直射日光を避け1日風通しの良い所に置いてください。
(湿気のせいで固くなることがあります。)
油単(カバー)をかけておくといいでしょう。染みや傷を防ぎます。