お預かり時のお写真
箪笥の洗い
桐箪笥を洗いました。
桐箪笥の修理
背板の割れなどを直していきます。
背板が縮んで、木釘の位置と合わなくなっていたので、取り外して木釘を抜いてから、新たに取り付けていきます。
ガタついていたり、浮いている所に糊を入れ木釘で止めていきます。
足りなくなった所は、新材で足して取り付けて圧着します。
扉は糊が切れてしまっていて釘だけでつながっている状態でしたので、釘を抜いてバラシてからあたらに接合します。
バラバラの状態の時に虫食いなどの悪いところを修理しました。
接合には雇い実（やといざね）でしっかりと接合します。
本体もこれは猫ちゃんに爪とぎでもされたような感じになってしまっていました。
悪い部分を欠き取って埋木にて修理いたしました。
割れや虫食いなどの修理をしていきます。
引き出しを一削りしてみたら、虫食いの範囲が多く、部分部分を修理していくと、つぎはぎだらけになってしまうので虫食いの元の方まで削ってから新しい材でお張りすることにしました。
なるべく思い出の詰まった本来の木材を使用したいのですが、こればかりは仕方がないです。
修理が終わりました
それぞれの修理が終わりました。
一番下段は、このように下開きになります。
天板は重たいものを乗せてもたわまないように補強しました。
オイルで着色
ウォルナット
桐箪笥にウォルナットのオイルを塗っていきます。
ある程度染み込ませて余った部分は拭き取って仕上げていきます。
扉の中なども塗っていきます。
桐たんすリメイク完成写真
仕上げはオイルフィニッシュの「ウォルナット」での仕上げになります。
お仕事のご依頼や、ご相談などは下記リンクからお気軽にどうぞ
桐箪笥の修理やリメイク・古い家具の修理やリメイク、塗り直し
